東芝は9月29日、二次電池「SCiB」の量産拠点である柏崎工場が竣工したと発表した。
今後、順次生産ラインを立ち上げ、2011年2月から生産を開始する。
柏崎工場は佐久工場（長野県佐久市）に続くSCiBの生産拠点として、電動車両用途などに向けたSCiBセルやモジュールを生産する。生産開始当初の能力は月産50万セルで、電気自動車向けの20Ahセルから量産を開始する。2011年度中には生産能力を月産100万セル以上に拡大する。
同工場は、最先端半導体工場のコンセプトを適用し、設備レイアウトを自由に変更できる建屋構造など、生産計画の変更等に柔軟に対応できるよう設計されており、将来の需要や品種の変化にタイムリーに対応できる生産体制を構築している。
柏崎工場概要
所在地：新潟県柏崎市大字軽井川931番地21
敷地面積：約3万3000㎡
建物構造：鉄骨造3階建
建築面積：約9000㎡
延床面積：約2万1000㎡
生産開始：2011年2月（予定）
工場長：江草俊
従業員数：130名程度（2011年4月以降）
