新日鉄エンジニアリングは9月30日、インドネシア子会社であるNISCONI社を通じて、TOTAL社がインドネシアのマハカム沖鉱区サウスマハカムガス田群開発プロジェクト用に新規に建設する天然ガス生産用プラットフォーム3基（総重量約9000トン）とパイプライン（全長約84km）について、設計・調達・製作・据付・試運転を含む工事一式を受注したと発表した。
NISCONI社は、プロジェクト全体管理、調達、設計、フックアップ・試運転を、新日鉄エンジニアリングの加工拠点であるNS－BATAM社におけるプラットフォーム加工と、同社所有の海上施工船「くろしお」を使ったプラットフォーム据付、海底パイプライン敷設を行い、2012年6月に完成する予定だ。
サウスマハカムガス田群開発プロジェクトの属するインドネシア／マハカム沖鉱区は、TOTALE＆PIndonesie社が開発オペレータ、INPEX社が権益を折半するパートナーとして参画しており、生産されるガスは一部インドネシア国内向け供給とあわせて、ボンタン基地で液化され、日本、韓国、台湾等にLNGとして輸出される。
