日産自動車は10月5日、九州工場を母体とした新会社設立の検討を始めると発表した。
日本事業強化の一環として、日本におけるモノづくり競争力を強化するために行う。2011年秋の設立を目指し、労組とも協議を重ねる考えだ。
日産がグローバル自動車企業として成長していくためには、小型車についても日本で生産し続けられるグローバル競争力を持った生産拠点をつくる必要があると判断した。国内100万台レベルの生産を確保・継続する。
九州工場は、アジア地域のLCCサプライヤーの拠点にも近く、周辺にコスト競争力にすぐれたサプライヤーが集積するなど、国内工場の中でも地理的優位性を有している。