ユナイテッドアローズは10月29日、UAとB&Yの計4店舗で、スタッフが使用する在庫検索ツールに「iPhone」をテスト導入し、在庫検索を可能にすると発表した。
<在庫検索システム>
現在、各店舗における在庫検索は、バックルームやレジカウンターに設置された特定の端末を使って対応をしているが、商業施設内の店舗や繁忙時など、混雑した環境下での在庫検索作業はレジまわりの業務集中を招き、対応の効率を下げる懸念があった。
日本NCRによる協力で、スタッフが手軽に携帯することができ、即座に在庫検索が可能な「iPhone」アプリケーションを開発したもの。
ユーザビリティにも優れた「iPhone」は、販売スタッフが快適かつ手軽に使用できる新しい最適なツールとして、繁忙店舗を中心にテスト導入した。
このアプリケーションは、品番を入力すると全国の店舗在庫数・色・サイズや商品画像などの商品情報が一目で確認することができる検索システム。
販売スタッフが携帯しやすい端末のコンパクトさと軽量さ、そして簡単に操作ができる使いやすさ、なおかつスタイリッシュなデザイン性を兼ね備えた「iPhone」は、店内で使用する際にスマートに見える高いデザイン性も大きなメリットのひとつ。
すでに9月から、入店客数が多いインショップのUA新宿店・横浜店内B&Yコーナー、B&Y渋谷公園通り店にテスト導入を開始。11月改装後のUA池袋店のB&Yコーナーにおいても導入する。
現在は品番を手入力しているが、今後は、「iPhone」にバーコードリーダーを備え付けることで、入力ミスの防止やスピードアップを図る。
また、店舗間での電話による最終確認や発注時にも、「iPhone」をそのまま電話としても使えることも視野にいれ、顧客満足度の向上とさらなる販売機会ロスの軽減を目指す。