米国プロロジスは、「インフラへの設備投資が東海岸の鉄道共同輸送を増強」をテーマに新たな調査レポートを発表した。
この調査レポートでは近い将来の設備投資や市況などにより、米国東海岸の港が西海岸のマーケットシェアを奪うことになるだろうとサプライチェーンの専門家が予測している。
さらに、米国東部ではノーフォーク・サザン鉄道とCSX 社の一級鉄道の独占状態にあるが、アジアからのコンテナがパナマ運河を経由することが今後増えることをビジネスチャンスととらえ、このエリアにさらなる投資をする考えであるとしている。
米国東海岸はコンテナ量のマーケットシェアを増やすことに注力しており、それに伴い東部の2社の鉄道会社がコンテナ2段積みの鉄道協同一貫輸送を強化しようとしている。
西海岸から東海岸へコンテナ取扱量がシフトしたとしても、陸揚げされた荷物はアメリカ内陸部などの主要都市に輸送されるため、既存の物流施設への影響は軽微であると考えられる。
■調査レポート
http://ir.prologis.com/research/EastCoastIntermodalWinter2010.cfm