マツダ(株)は、ITS(高度道路交通システム)を活用することで安全運転支援を強化するため、2007年秋に広島地区で実施される公道実証実験に参加する。
実験ではITS対応型ナビゲーションシステムの開発を担当し、数十台のマツダ車に搭載してデータの収集・分析を実施する。また、道路に設置されたセンサーやカメラなどから情報を受信しドライバーに情報提供をするインフラ協調安全運転支援システムの開発を行う。
この公道実証実験は、地元の産学官からなる「広島地区ITS公道実証実験連絡協議会」が実施主体となって行うもので、2007~2008年度にかけて最新のITS技術の公道実証実験を進めるとともに、将来的には全国への波及も見据えた活動を行うという。
実証実験で取り組むテーマは、①渋滞末尾情報提供システム②速度注意喚起システム③信号待ち車両への追突防止システム④出会い頭衝突防止支援システム⑤右折時衝突防止支援システム(路面電車接近、対向車接近、歩行者通行の情報提供)⑥走行支援情報提供システム――の6項目。