新神戸電機は9月28日、日立エーアイシーの完全子会社である新町コンデンサの株式を取得すると発表した。
同社は、日立エーアイシーのコンデンサ事業の事業譲受を目的に協議を進めていた。日立化成グループ事業再編の一環として、新神戸電機の鉛蓄電池や、リチウムイオン電池などの事業と新町コンデンサのコンデンサ事業を統合することによる相乗効果の発揮に加え、総合蓄電デバイス事業としての成長を図る考えだ。
新町コンデンサは、日立AICからアルミ電解コンデンサ事業と蒸着フィルム事業を譲受けている。全株式を、10月1日に新神戸電機が取得、子会社化する。新町コンデンサは「日立エーアイシー」に、日立AICは「日立化成エレクトロニクス」に社名変更する予定。
譲受事業の概要をみると、総資産70億円、売上高115億円、従業員約350人となっている。