新日鉱ホールディングスと新日本石油は12月24日、2010年7月1日に設立予定のJX日鉱日石エネルギーの製油所、製造所と支店の体制を決めた。また、石油精製販売事業で用いる ブランド新日本石油グループの「ENEOS」に統一することを合わせて決定した。
JX日鉱日石エネルギーは、4月1日に設立予定のJXホールディングスの完全子会社。3月末までに、基本合意日の12月4日を基準として40万バーレル／日の石油精製能力（原油処理能力）を削減し、遅くとも2015年3月末までにさらに20万バーレル／日の精製能力を削減する。
製油所は新日石精製の室蘭、仙台製油所など8製油所体制とし、根岸、水島など4製油所の常圧蒸留装置を停止・廃止して精製能力を削減する。
製造所は川崎、横浜、知多の3か所体制とし、支店は北海道、東北など広域支店を含む10支店体制にした。このうち広域支店以外の9支店は新日本石油の支店と、ジャパンエナジーの同じ地域の支店を統合して設置する。統一ブランドのENEOSについては、ブランド価値の最大化と統合効果の早期実現を図るため決定した。
