経済産業省は12月24日、大日本印刷が提出した資源生産性革新計画を産業活力の再生と産業活動の革新に関する特別措置法に基づき審査し、認定した。
計画では大日本印刷は、大阪府堺市に第10世代液晶用カラーフィルタ工場を建設。製造部門は大日本印刷の完全子会社、DNPカラーテクノ堺が行う。新工場では、第10世代ガラスサイズ(2880mm×3130mm)の採用による高効率生産、省エネルギー工場設計や生産設備などの導入を進め、資源生産性の向上を目指す。新工場には大型基板塗布ライン、クリーンルーム、大型基板搬送装置などの設備を導入する。
計画で目指す資源生産性の向上では、エネルギー生産性を黒崎工場の2008年度実績に比べ5%以上向上させる。従業員は19名を新規雇用し、138名体制とする。財務内容の健全性では、有利子負債をキャッシュフローの10倍以内、経常収支比率100%以上をそれぞれ目指す。計画期間は2009年12月-2012年3月。