ダイキン工業(株)と松下電器産業(株)(以下:松下電器)は、中国で空調機向け圧縮機用モータを製造・販売する合弁会社「大金電器機械(蘇州)有限公司」を9月に設立し、12月より生産開始する。
新会社は、両社が有するモータ技術とモノづくり技術の強みと特長を活かし、家庭用・業務用エアコンに搭載される圧縮機用ハーメチックモータの製造・販売を行う。新会社への出資比率は、ダイキン工業が60%、松下電器が40%。
2004年度、エアコンの市場規模は、日本では家庭用エアコンで年間約670万台、業務用エアコンで年間約70万台、世界市場では家庭用エアコンで年間約5,000万台(うち中国は約2,000万台)、業務用エアコンで年間約1,100万台の需要を推定しており、中国・アジア・欧州市場を中心に、今後一層の成長が期待でき、これらのエアコンに搭載される圧縮機、圧縮機用モータも同様の成長が期待できる。
この新会社は、ダイキン工業の圧縮機用に自社生産しているモータと、松下電器モータ社がダイキン工業に納入しているモータの生産を行い、高効率で国際的にコスト競争力のあるモータのモノづくりを推進する。
合弁会社の概要
社名:大金電器機械(蘇州)有限公司
英文名/DAIKINMOTORSUZHOUCO.,LTD.
設立予定日:2004年9月21日
本社所在地:中国江蘇省蘇州市工業園区三区
延べ床面積約3300平方メートル
代表者総経理:ダイキン工業からを予定
資本金20.8百万USドル(約23億円)
出資比率:ダイキン工業60%、松下電器40%
事業規模販売金額:約42億円(2005年度計画)
従業員数:約350人(2005年度予定)
事業内容:空調機向け圧縮機用ハーメチックモータの製造および販売
生産開始2004年12月予定