NECネクサソリューションズ(株)は、小売業向け在庫物流センターを対象にしたWMS「ウェハウスマネージャー」を開発、ことし10月から販売を開始する。
本部からの入・出荷指示に従い小売業の店舗に対し、多頻度少量納品等、日々発生する発注に応じた集品、出荷を行う、在庫物流センターに最適なシステム。
システムは、格納管理、入・出荷管理、実績管理、在庫管理、マスタ管理の各モジュールにわかれており、これをベースに、各種管理機能を追加することで、単品管理の最適化、商品のマーチャンダイジングの世界への連携、クロスドック連携、店舗システム連携など、顧客によって異なる様々な課題を解決するトータルソリューションへと機能拡張が可能。
サプライチェーン全体を動かすロジスティクスでは物流センターの機能の重要性がますます注目を集め、「ウェハウスマネージャー」の導入により物流センター内の在庫と倉庫内作業のプロセス全体を一元管理し、サプライチェーン全体の効率化、コスト削減を実現する。
「ウェハウスマネージャー」は、保管する商品の容量とラックなどの保管スペースの格納可能容量から、作業動線を意識した最適な格納場所、補充場所を導きだし指示する機能を持っている。
また、集品、補充、棚卸作業を作業単位に分割して指示書を発行でき、入荷日や賞味期限等の日付管理を行い、入荷日の古いものから出荷指示したり、賞味期限が近づいてくると商品と格納場所を通知する機能などがあり、これらを組み合わせて利用することで、商品管理精度を向上させきめ細かい作業コントロールを行うことが可能になる。
パッケージ価格は800万円からで、パッケージ以外にハードウエア費用、導入費用、カスタマイズ費用などが別途必要になる。
対象規模は、対象規模は年商100億円以上の小売業で、1セット導入費用3000万円ほどになる。
「ウェハウスマネージャー」の販売目標は年間20セットで、年間約10億円の売り上げを見込んでいる。
「ウェハウスマネージャー」の特徴
1.倉庫内スペースの有効活用が可能
商品単位に設定した容量を計算して最適な格納場所(スロット)を算出。倉庫内空きスペースの有効活用を実現。
2.最適スロッティングによる作業効率の向上
リザーブスロット(保管棚)、ピックスロット(集品棚)など商品の出荷頻度を考慮した格納場所の指定が可能。格納、補充、集品作業時の動線短縮を意識した最適スロットを算出します。
3.物流品質の向上
保管商品の賞味期限などの日付管理と保管場所のロケーション管理を行うことにより、先入先出の遵守、商品廃棄ロスの削減が図れます。
4.お取引先様等に情報提供が可能
お取引先(荷主)、納品先、本部などに物流センターへの商品の入出庫状況、在庫状況をインターネット経由で提供することで、迅速な情報提供によるサービス向上が可能
5.Web方式のウェハウスマネジメントシステム(WMS)によるTCO削減
Linux、JAVAを利用したWebベースのシステム構築により、TCOを削減。クライアント端末は、ブラウザを搭載したパソコンで十分。また、複数の物流センターの集中管理も可能です。
国際物流総合展(9/14~9/17:東京ビックサイト)で、セミナーおよびブース展示を実施
http://www.nec-nexs.com/news/event2004/0914.html
問い合せ先
NECネクサソリューションズ
流通サービス業事業部
流通第一営業部:熊谷、福
電話03-5730-5161(直通)