川崎汽船は9月28日、運航船腹において、横河電子機器の最新型自動操舵装置(オートパイロット)採用の拡大を決めた。
オートパイロットの有効性を確認したことから採用拡大を決めた。
採用する最新型のオートパイロットは、これまでの船体特性を反映し操舵をおこなっていたものに追加して、変化する気象・海象を随時反映して自動操舵を行うのが特徴だ。横河電子機器はこれをBNAAC(Batch Noise Adaptive Autopilot Controller)として、販売を開始している。
両社はこのBNAACを川崎汽船の運航ばら積み船において実船実験を行い、従来機器との比較で約1%のCO2排出量削減効果があるという結果を得た。
川崎汽船は新造船に対して順次このBNAACを搭載しており、既存の運航船腹に対しても拡大採用することにした。