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NEDO/大型トラック3台の隊列走行実験成功

2010年10月06日/IT・機器

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は9月28日、隊列走行実験車を開発し、大型トラック3台による時速80km、車間距離15mの隊列走行実験に成功した。

2012年度末までに、大型トラックと小型トラック合計4台で車間距離4mの隊列走行の実現を目指している。

隊列走行プロトタイプ実験車(25トン大型トラック)を開発し、走行実験に成功し、曇天や晴天、雨天、夜間等の様々な環境条件下で、自動での車線保持、車間距離制御を行い、車間距離制御精度は15m±1mを達成している。

実験車は、特別なインフラ設備を必要とせず、信頼性の高い自律システムであることが特長で、センサ系・制御系・アクチュエータ系すべてについて多重化を図っている。

隊列走行することにより空気抵抗が低減され、約15%の省エネ効果が見込まれ、車間距離を詰めることで現状の道路幅員を維持したまま交通容量を増大(単位道路距離あたりの走行台数が増加)でき、交通流の円滑化効果も期待されている。

さらに、本プロジェクトで開発した自動操舵システムや車車間通信を用いた車間距離制御システムなどは、各種の運転支援システムの高度化にも転用可能としている。

今後、制御システムの安全性・信頼性を確保し、今年度末には車間距離10mを達成できる見込みで、2012年度末までに、小型トラックを含めた4台隊列で車間距離4mの隊列走行を実現する計画。

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