東芝は10月12日、中国において水力発電設備の製造、販売、保守サービスを行う東芝水電が、水力発電所向け水車・発電機設備を製造する機械加工工場と部品組立工場の拡張を行ったと発表した。
工場拡張により、60万kW級の大型水車・発電機の製造が可能となる。生産高は拡張前と比べ2倍以上に達する見込みだ。
東芝水電は、2006年度から総額約1.7億元(約21億円)の増産投資を行い、2008年には発電機のコイルや鉄心などの電気品を製造する電気工場を拡張した。
今回は、機械加工工場と組立工場を拡張することによって、東芝水電で製造できる水車・発電機の最大容量が従来の30万kW級から60万kW級に向上する。
拡張後の機械加工工場・組立工場の面積は、約1万4000㎡になる。