住友商事と米国のモリコープ・インク社(本社:コロラド州、以下:モリコープ)は12月13日、モリコープが保有するレアアース鉱山の再稼働と新規に建設する製造設備に必要な1.3億米ドルの資金提供、モリコープが産出するレアアースの対日供給を骨子とする基本合意書を締結した。
提供する資金はモリコープが発行する新株引受で1億米ドル、貸付で3000万米ドルの予定。
既存のレアアース製造設備の再稼働は、日本向けのレアアース供給開始を急ぐ目的で行われるもので日本の客先ニーズに合った製品を製造するための設備改修も予定している。
モリコープから日本市場向けに2011年2月頃から年間2500トンのセリウム、ランタン製品と250トンのジジミウムの供給を予定している。