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常石造船、双日/自動車リサイクル事業を本格展開

2004年11月10日/未分類

常石造船(株)と、双日(株)は、共同出資により設立した常石CRS(株)を通じて、自動車リサイクル事業を展開する。

常石CRSは、広島県から自動車リサイクル事業に必要な解体業および破砕業の許可を取得し、11月からリサイクル施設の稼働を開始しており、リサイクル施設の処理能力は、年間14,400台で、2年目には処理能力の75%に当たる、年間10,800台の自動車リサイクルを計画し、約5億円の売上げを目指す。

常石CRSは、自動車販売店、鈑金塗装・整備工場、損害保険会社などと連携し、中国、四国地方を中心に使用済み自動車の受け入れを進める。

常石グループの海上輸送システムを活用して、瀬戸内地域の離島で大きな社会的問題となっている使用済みの放置自動車を積極的に受け入れていき、常石CRSでは、自動車リサイクル事業を通じて、離島における放置自動車問題の解決にも協力していく。

使用済み自動車の処理方法として、ほぼ100%リサイクルが可能な「全部再資源化方式」を採用しており、フロンガスやエンジンオイル等を抜き取った後、中古部品として需要のある自動車パーツを取り外して保管する。

次に、鉄やアルミ、銅などの金属資源を選別して回収し、最後に廃車ガラをプレス機で圧縮処理し、解体技術を高めることにより、廃車ガラをそのまま電気炉で熱源・鉄源として利用できる。

現在主流のシュレッダー方式の処理と異なり、破砕くずが発生しないということが「全部再資源化方式」の大きな特長となっている。

常石CRS(株)の概要
設立:2004年4月26日
住所:広島県沼隈郡沼隈町常石1083
代表者:代表取締役社長平川方一
資本金:2億円(常石グループ66.6%、双日33.4%)
従業員:19名
http://www.tsuneishi-crs.co.jp/

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