NTTコミュニケーションズ(株)は、電話や携帯電話から音声で手軽にインターネットの情報を入手できる新サービス「Vポータル」のトライアルサービスを8月17日から、始めた。
このサービスは、顧客の音声で欲しい情報を指定するだけで、音声を自動認識し、検索の結果得られた天気、株価、グルメ等のVoice XMLで記述された情報をあらかじめ録音された音声、または音声合成により顧客へ提供する。
家庭や職場の電話、あるいは移動中の携帯電話から、誰でもどこでも容易に情報の入手が可能。
今後急速な普及が期待されるブロードバンドの多彩なサービスにおいても、映像やテキストとともに音声が貴重なコンテンツの一つであると考え、IP技術をベースとした「OCN VoiceEdition」のコンセプトで、「ボイス」と「インターネット」とのハイブリッド化により、どこからでもどんな通信手段でもつながる双方向型のサービスを実現していく。新サービスは、この「 OCN Voice Edition 」の1メニューとして提供されるもの。
1. トライアルサービスの目的
トライアルサービスでは、無料コンテンツをお客様に幅広くご利用いただくことにより、顧客の意見、要望の収集を行い、あわせて音声認識精度や操作性向上のためのノウハウの蓄積を図っていく。
2. 利用方法
「Vポータル」は、NTT東日本・西日本の加入電話、 INSネット、公衆電話、およびNTTドコモの携帯電話等から利用できる。
[1] 全国同一のアクセス番号へ電話をかけ、スタートメニューの中から聞きたいコンテンツの種類を言う。
[2] ガイダンスに従って、コンテンツを音声で指示。
「Vポータル」が音声を自動認識してインターネット上の情報を検索し、予め録音された音声、または音声合成により情報を伝える。
[3] 「Vポータル」へ接続中は、「戻る」「ヘルプ」等の共通コマンドを言うだけで、「Vポータル」を自由に操作することができる。
また、コンテンツ利用中に他のコンテンツ名を言えば、「ジャンプ機能」により、スタートメニューに戻ることなく該当のコンテンツを聞くことができる。
3. 料金
一般の電話からは、全国一律3分20円(昼間、夜間の場合)。
4. 今後の展開
(1) サービス内容の充実
今後も、コンテンツの充実、音声認識精度、操作性の向上に努め、顧客の利便性を高めるよう努める。なお、本年秋以降の本格サービス開始時には、同社のインターネット接続サービス「OCN」ご利用の顧客向けの様々な付加機能を提供する予定。
(2) コンテンツの拡充等
9月目途にコンテンツ・コンテストを実施するなど、今後は一般のコンテンツプロバイダの方から提供コンテンツを広く募集していく。あわせて、サービスに利用される記述言語Voice XMLをコンテンツプロバイダの方に幅広く体験して、コンテンツ開発に役立てる観点から、開発支援ツール等を提供していく。
将来は有料サービス・課金機能の提供等、より「Vポータル」を利用できるようメニュー・機能の拡充を図っていく。
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NTTコミュニケーションズ/音声で手軽にインターネット情報を入手できる「Vポータル」のトライアルサービスを提供
2001年08月20日/未分類
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