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日本ユニシス、ソフトバンク・コマース/両社間受発注業務にRosettaNet仕様を採用

2002年04月21日/未分類

日本ユニシス(株)とソフトバンク・コマース(株)は、両社間の受注・発注業務システムの一部を刷新し、XMLベースによるRosettaNet仕様の、リアルタイムな受発注取引を開始した。RosettaNet仕様の受発注取引を実業務で実現するのは、両社共に初めて。
IT業界におけるサプライチェーンの効率化を実現する国際標準であるRosettaNetは、1998年に米国で開始され、電子部品、半導体、PCおよび周辺機器等のサプライチェーンの効率化に寄与し、今日電子調達のトレンドとして定着しつつある。
日本においても2000年4月のRosettaNet Japanの設立以来、実装可能な標準仕様ということで注目を集めており、現在多数のIT業界の関連企業がRosettaNet標準の普及・啓蒙、実務への適用を進めている。
日本ユニシスと、IT関連機器およびソフトウェア製品のディストリビューターであるソフトバンク・コマースは、これまでも長年にわたり、互いに受発注取引を行ってきたが、今回、両社ともにRosettaNet Japanの主要メンバーであることから、両社間の取引をより効率的に実施するためにRosettaNet仕様を採用することで合意した。
今回両社間で実装するRosettaNet仕様は以下の通り。
・ 役割 :
バイヤ=日本ユニシス
サプライヤ=ソフトバンク・コマース
・ 実装するPIP:
PIP3A4(発注書の送受信および請書の送受信)
PIP3A6(受注側からの、注文状況の通知)
PIP3A7(受注側からの、サスペンド中の請書の送付
従来、日本ユニシスからソフトバンク・コマースへの発注情報は、1日1回、EDIにより送信されていたが、今回のRosettaNet仕様の採用により、リアルタイムでの発注・受注が可能になった。また、これまで手動で行われていた発注に対する現状確認回答と納期回答のプロセスが、本システムでは電子化されている。
今後も、日本ユニシスとソフトバンク・コマースは受発注業務の見直しを実施し、決済情報の授受を電子化し、業務効率改善とサプライヤ側のキャッシュフローの改善を狙うとともに、製品情報の授受をタイムリに行い、バイヤ側の製品選択プロセスの効率化を狙う。
また、今後両社では、それぞれが取引している企業との受発注業務に、順次RosettaNet仕様を適用していく予定。

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