トヨタ自動車／車載情報ネットワークサービス「Ｇ－ＢＯＯＫ」本格展開

トヨタ自動車（株）は、昨年10月に開始した情報ネットワークサービス「Ｇ－ＢＯＯＫ」の対応車種を８月より大幅に拡大すると同時に、サービスを一段と充実させる。
Ｇ－ＢＯＯＫは昨年10月に発売したＷｉＬＬサイファでサービスを提供しているが、トヨタ純正ナビゲーションにＧ－ＢＯＯＫ対応機能を標準装備し、年内に設定車種を約50車種に拡大する。
Ｇ－ＢＯＯＫ機能を装備するナビゲーションシステムは、メーカー装着オプションのＤＶＤナビ(高精細画面タイプ、通常画面タイプ)、販売店装着オプションのハードディスクナビ、ＷｉＬＬサイファ同様のカードナビの３種類を設定。
また、通信については専用の通信モジュールＤＣＭ(Data Communication Module）での接続のほかに、ハンズフリーキットを使った携帯電話での接続も選択できる。
なお、高精細画面タイプのＤＶＤナビはワイヤレスで通信可能な新規格Bluetoothにも対応しており、今後発売が予定されているBluetooth対応携帯電話（適合機種）を使えば、ハンズフリーキットを使わずにハンズフリー通話が可能である。 　
情報サービスの充実では、ドアのこじ開け等の車両異常を通報するサービスなどセーフティ・セキュリティ系のサービスを充実させるほか、高級車向けにオペレーターがホテルやレストランの予約を代行するサービスも行う予定。
８月から開始するＧ－ＢＯＯＫサービスは新料金を設定しており、ＤＣＭ接続の使い放題で月額1 280円、携帯電話での接続は410円(通信費は別途)としている(入会時には事務手数料として、別途2 000円が必要)。
ＷｉＬＬサイファについては、当面従来の月額550円でのサービスを継続する予定。