三井物産(株)、東洋ビジネスエンジニアリング(株)(以下:B-EN-G)、日本オラクル(株)は協業して、中国進出の日系企業に特化したシステム導入サービスの提供を9月1日より開始する。
中国への日系企業進出が急増している中、事業基盤として必須である情報システムの構築に際し、導入期間や投資コストを最小限に抑え速やかに中国で事業を立ち上げることへの要望がますます強くなっている。
三井物産、B-EN-G、日本オラクルの三社は協業して、製造業をはじめとした中国進出の日系企業専用の統合型基幹システム導入サービスを開発した。
日本オラクルの提供する業務アプリケーション「Oracle E-Business Suite」を基盤として、中国での輸出入業務、国内物流にもきめ細かく対応できる三井物産の物流ネットワークサービスを組み合わせ、経理、生産、間接材購買、販売、物流にいたる中国での業務に必要な基幹システムを一気にそろえることが可能となっている。
B-EN-Gはこの基幹システムの導入支援、教育及びサポートのサービスなどを提供し、提案パッケージはソフトウェアライセンス、ハードウェア、導入費用、ユーザー教育、初年度のサポートをすべて組み合わせ、導入内容により3パターンを用意している。
企業活動に最低限必要な会計・販売・購買機能を提供する「Oracle E-Business Suite Special Edition」を使用したベーシックパックでは物流機能を含めわずか2700万円3ヶ月という定額・短期間で実現する。
これまで企業は中国への進出に際しシステム構築、システム運用、利用する物流サービスの検討をそれぞれ行なう必要があり、スタートアップまでの時間とコストが膨らむ大きな要因となっていた。
新サービスでは、基幹システムに加え、B-EN-Gの提供するシステム運用サービスと三井物産の張り巡らせた中国物流ネットワークを利用した物流サービスを組み合わせることにより、ワンストップソリューションによる短期間でのシステム導入とビジネス立ち上げが可能となる。
三社はこのサービスの提供で1年以内に10社程度、3年以内に50社以上の顧客獲得を目標としており、今後とも中国進出日系企業を積極的に支援する。
「三井物産の中国での物流事業展開」について
三井物産は1980年代後半以降、中国での物流サービス改善に向け、大連、上海、広州等沿岸部を中心に主要8箇所に物流拠点を開設、主に輸出入等国際輸送を手がけてきた。
一方、今年3月には中国郵政局傘下の物流会社、中郵物流と戦略的提携を実施、中国内物流へ対応する体制も整備。今回はこれら物流拠点を活用した高品位な物流サービスと、同社独自開発の物流基盤システム「MLX-F」を通じ「Oracle E-Business Suite」ユーザーにタイムリーな物流情報を提供する。
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三井物産、東洋ビジネスエンジニアリング、日本オラクル/中国進出の日系企業向けにシステム導入サービスを提供開始
2003年08月25日/未分類
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