プロロジスは、千葉県企業庁から3月18日に取得した浦安市の浦安千鳥地区工業用地内の分譲地に、マルチテナント型(複数テナント向け)大型物流施設「プロロジスパーク浦安3(スリー)」を開発する。施設の着工は2005年6月、竣工は2006年3月末を予定している。
「プロロジスパーク浦安3」は、完成すれば、同施設の近隣で既に運営が行われている「プロロジスパーク浦安」(テナント:松下ロジスティクス(株))、「プロロジスパーク浦安2」(テナント:(株)良品計画)に次いで、浦安市内3棟目の物流施設になり、「プロロジスパーク成田」(マルチテナント型)、「プロロジスパーク成田2」(マルチテナント型)、「プロロジスパーク習志野」(テナント:(株)Human21)を含めると千葉県内で6棟目の物流施設になる。
プロロジスは、これら物流施設ネットワークにおける事業活動を通じ、より多くの顧客ニーズに応えると同時に、雇用の促進、経済活性化物流インフラの発展など、千葉県のならびに周辺地域の経済活性化に貢献していく。
堂本暁子千葉県知事は、「プロロジス社は、千葉県内において、既に成田空港周辺で大型マルチテナント型の物流施設を始めとする多くの物流施設を稼動し、実績を上げておられる。今回の『プロロジスパーク浦安3』は、これまで培ってきたプロロジス社の最新の物流施設開発ノウハウを駆使して開発されるとのことであり、都心に至近という好立地を最大限に活用したすばらしい施設となると思われる。最重点施策として物流企業の誘致を進める本県にとって、物流関連産業の新たなる集積、更には地域経済の活性化に大きく寄与するものと期待している」と述べた。
プロロジスパーク浦安3
東京都に隣接している都市である浦安市の、東京ディズニーリゾート東隣に位置する「浦安千鳥地区工業用地」内に開発される。都心から約12キロメートル、国道357号浦安インターチェンジから車で約3キロメートル、首都高速湾岸線など幹線道路へのアクセスに優れ、成田空港、羽田空港、東京湾、川崎港、横浜港などの物流重要ハブへ至便なことに加え、東京都心のみならず近隣都市への物流の要衝に位置する。
施設は、JR京葉線舞浜駅から1.6キロメートルの場所にあり、都心に極めて近いことから、雑貨や食品などの生活必需品等を中心とした、主に消費・流通の物流を担う企業にとって、雇用の確保が有利な点も含め、競争力、効率を高める物流・ロジスティクス戦略を実現する上で非常に優れた立地メリットを有している。
施設は、マルチテナント型大型物流施設として、計画敷地面積33,653㎡、延床面積69,000㎡、地上4階建てになる予定で、優れた敷地形状、都心へ30分圏内という好立地を最大限に生かすため、プロロジス最新の物流施設開発ノウハウを駆使し開発する。
施設の特徴
1.1階施設内中央に大型車路を設け、施設を大きく2棟に分けることで、その2棟の間を通る中央車路両面、外壁側の南北の計4面に合計80台以上の大型トラックが着床可能なバースを装備。また駐車場には大型トラック約6台、乗用車約60台前後が駐車できるスペースを確保する。
2.入居企業は、1階を荷捌き場とし、搬送用エレベーター、垂直搬送機でつながれた上階を流通・加工・保管等のスペースとして利用可能で、荷貨の搬出入の際は、外面車路に面するバースを搬入専用、中央車路に面したバースを搬出専用としても利用できる。
3.車両の施設への入出場は、敷地の4方を囲む一般道路につながる6つの出入口(予定)を利用できるため、無駄なく迅速に行うことができる。
4.最新のインフラを整備したオフィススペース、24時間対応可能なセキュリティシステムを装備するなど、従業員の方々も働きやすく、競争力の高い戦略物流を実現する総合物流センターとして優れた機能を備えている。
5.倉庫スペースは3,000坪から分割提供できるように設定されている。
プロロジスの国内での物流施設は、「プロロジスパーク浦安3」が加わることで、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫における主要物流拠点において、計22施設となる。