プロロジスは4月6日、(株)日立物流専用大型物流施設「プロロジスパーク加須(かぞ)」(日立物流東日本プラットフォームセンター)の竣工式を埼玉県加須市、加須工業団地内に立地する施設内で執り行なった。
プロロジスパーク加須は、プロロジスにとって埼玉県において、初めて手がけた物流施設で、同社が管理・運営する国内のビルド・トゥ・スーツ型(特定テナント向け)物流施設としては最大規模となる。
プロロジスパーク加須は、東北縦貫自動車道加須インターチェンジより約1.5Km、東武伊勢崎線花崎駅から1.3Kmに位置する加須工業団地に立地している。
当地域は東北そして北関東地域への交通の要衝として古くから都心と内陸部結ぶ物資流通の中心的な役割を担っており、トイレタリーなど生活必需品の物流拠点として高い立地メリットを有している。
施設は、地上4階建、敷地面積は約38,000㎡(約11,500坪)、延床面積約58,000㎡(約17,500坪)、オフィススペース(中二階部分)約2,100㎡(約630坪)の大型物流施設として、日立物流が目指す高品質な物流サービスとシステム物流(3PL)事業戦略を実現するため、プロロジスがグローバルな物流施設展開で培ってきた開発ノウハウを駆使し、顧客である日立物流、施工を手がけるJFEシビルとのコラボレーションによって設計された。
主な特徴として、ピロティー構造を採用し、全天候型大規模荷捌きスペースを確保したことに加え、危険物倉庫を併設。
施設建物は、大型車両が通行中にも、小型作業用車両が自由に往来できる幅広い車路に四方を囲まれ、1階倉庫スペース部分は、39台の車両が接車できる南北両面に配置されたトラックバースに挟まれる形になっている。
奥行15メートルの大ひさしを設置することで、小型フォークリフトなどが内部を回遊することができるため、安全かつフレキシブルで無駄のない貨物の貨物の荷捌きスペースを確保することができる。
倉庫スペースは有効高さを6.5m(最上階は6.2m)、柱内法スパン11m(東西方向)に設定し、空間効率を最大限に高めると共に、2トン垂直搬送機14基、3.5トンの貨物運搬用エレベーターを3基、6.0トンドックレベラー1基を装備することで、階層間のスピーディで効率的な搬出入を可能にした。
また、オフィススペースは、セキュリティを確保すると同時に、従業員、ドライバーや体の不自由な方々にも使いやすいレイアウトにし、施設敷地内に将来の増床ニーズにも対応できるスペースを約5,000坪確保している。