沖電気工業(株)は、用紙削減と経費削減のため、カタログ在庫ゼロ化を実現するWEBオンデマンドカタログシステムを導入し、5月より稼動する。
これにより年間で、紙80万枚と運搬にかかるエネルギーを含めてCO2換算で70トン、保管・運搬費用を含めて1 600万円の経費が削減できる見込み。
現在200種類のカタログがあり、従来は作成時に大量印刷し倉庫で保管して、必要なときにトラックで営業部門などに運送していた。
このため、平均して常に23万部のカタログ在庫を抱えており、保管と運送のコストが発生すると共に、商品のスペック変更や販売終了などのたびに在庫を廃棄する必要があった。
今回、導入するWEBオンデマンドカタログシステムは、営業担当者などがイントラネットのWEB上で入力することにより、カタログを必要時に必要部数のみ印刷・製本し、既存の社内便ルートを使って担当者に届けるシステム。
「必要な時、必要な分だけを発注でき、在庫は持たない」という無在庫方式により保管コストと運搬コストを無くし、発注から請求までをオンライン化することによる事務処理工数を削減。
さらにシステムでは、カタログコンテンツを完全データベース化しており、顧客への提案書、モバイル端末によるプレゼンテーションへのカタログコンテンツの活用が容易になる。
今後弊社では、さらにネットワークソリューションを活かした業務改革を推進し、業務の効率化とCO2排出量の削減を進める。