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伊藤忠商事/アイ・ロジスティクスの株式をTemasek Holdings等へ一部譲渡

2006年03月13日/未分類

伊藤忠商事(株)は、シンガポール財務省100%保有の投資会社であるTemasek Holdings(本社:シンガポール)の完全子会社であるSeletar Investments PteLtdに対して、伊藤忠の物流グループ企業、(株)アイ・ロジスティクスの強化を目的として、伊藤忠が保有するアイ・ロジスティクスの株式の内、全発行株数の9.95%を譲渡する契約に調印した。

伊藤忠とTemasekグループは、両社の国際的ネットワーク及び広汎な経験を活用して、アジア地域におけるそれぞれの地位を強化することを希望している。

また、みずほグループの中核船社である川崎汽船(株)にも全発行株数の2.98%の譲渡を行なう。本譲渡によって伊藤忠のアイ・ロジスティクスへの出資比率は、単独で現在の59.68%(グループでの議決権保有比率は61.7%)から46.75%(同48.7%)に減少するが、引き続き伊藤忠はアイ・ロジスティクスの筆頭株主としての立場を堅持し、同社の成長加速を図る。

Temasekはシンガポールに本社をおくシンガポール財務省100%保有の投資会社で、1974年設立以来、シンガポールをはじめアジア、OECD加盟国にわたる様々なグローバル・ポートフォリオの金額は約630億ドルにのぼっている。

投資業種は、通信・メディア、金融・サービス、不動産、輸送・物流、インフラ・エンジニアリング、エネルギー・資源、バイオ・ヘルスケア等多岐にわたっており、伊藤忠は、Temasekの関連会社である不動産ファンド会社Mapletree社との提携を通じ、日本・中国等での物流インフラファンド゙等の取組も開始している。

伊藤忠の物流部門は、総合物流企業であるアイ・ロジスティクスを中心に国内外での物流事業を推進し、国内では医薬品や生活消費財を対象としたサードパーティロジスティクス営業に取組んでおり、また海外では、中国、アジア、中東欧、北米における地場物流事業並びに国際フォワーディング営業を行なっている。

Temasek概要(2005年3月31日現在)
商号:Temasek Holdings(Private)Limited
主な事業内容:シンガポール財務省100%保有の投資会社
設立年月日:1974年
本店所在地:60BOrchard Road#06-18Tower2
TheAtrium@Orchard,Singapore238891
代表者:ChairmanS.Dhanabalan
グループポートフォリオ:約US$63Bil
主要投資分野:通信・メディア、金融、不動産、インフラ・エンジニアリング、エネルギー、輸送・物流、バイオ・ヘルスケアー
主要な関連物流企業:Singapore Airlines、Neptune Orient Lines、PSA International、SMRT Corporation
大株主構成及び持株比率:シンガポール財務省100%

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