川崎汽船(株)100%出資の米国コンテナターミナル運営会社ITSが米国ワシントン州タコマ港で運営している、ハスキーターミナルは1983年の設立以来20年以上にわたって利用してきた「ターミナル7D」から昨年6月に「ターミナル3」および「4」へ移転、以後旧ターミナルの2倍強のスペースに新鋭大型荷役機器を導入し、高品質なサービスの提供に努めした。
概要は、ヤード面積約30万平方メートル、岸壁長460メートルと290メートルの2バースというもので、ポストパナマックス対応型ガントリークレーン4基を配備してサービスをおこなっている。
ことし4月、290メートル岸壁を365メートルまで延伸、ヤード面積を約38万㎡まで拡張する第二期工事が完了、ヤード内荷役用のトップリフターも3基追加投入し計11基とするなどの強化を進めた。
これにより今夏から開始する北米北西岸サービス(PNW)投入船の4000TEU型から5500TEU型への大型化への対応態勢が整った。
また、カリフォルニア州ロングビーチのITSターミナルで昨年導入し、ターミナル運営・本船運航の効率化・迅速化に寄与したコンピュータの新システム、Terminal Management Systemを近々本ターミナルへも導入する計画。