日本郵船は9月17日、本店ビルにて外務省、国土交通省、海上保安庁の政府関係者、海運会社、業界団体など、社内外関係者約220名による参加で、「アデン湾における航行安全セミナー」(協賛:日本船主協会)を開催した。
アデン湾は、アラビア半島とアフリカ大陸に挟まれる海域でインド洋と紅海の境目にあたり、ことし4月、アデン湾で日本郵船運航の大型原油タンカーが海賊と思われる小型不審船からの攻撃により被弾。その後も当該海域では海賊被害が続発しており、船舶の航行安全が脅かされ、セミナーを開催したもの。
講師にはアデン湾における位置通報制度の運営や治安維持活動を行なっているUK Maritime Trade Operations(UKMTO)の担当者を迎え、アデン湾周辺における海賊襲撃の状況や海賊襲撃の際の対処方法についての説明があった。