プロロジスは12月14日、資生堂が所有する複数の物流施設を取得することで基本合意した。プロロジスが取得する物流施設は、計8施設。
資生堂から（株）日立物流に対し、グループの資生堂物流サービス（株）の経営権移行に伴うもので、プロロジスは、日立物流の物流不動産パートナーとして、資生堂が所有する物流施設の取得を行う。
プロロジスが資生堂から取得する物流施設は、今後、日立物流の子会社となる資生堂物流（名称変更予定）に賃貸提供され、引き続き資生堂グループに対して物流サービス業務を行う。8施設が加わることにより、日立物流とその関連会社がプロロジスから賃借する国内のプロロジスパークは、13施設となる。
物流分野の構造改革や業界再編が進む中、プロロジスは「物流会社がM&Aなどで企業買収を進める際、物流施設の取得と所有の引き受けという資金面、その後の物流業務効率化をサポートする施設管理面などで、M&Aを検討する物流会社のベストパートナーとなることが可能だ」としている。
今回、プロロジスが資生堂から取得する物流施設は、関東物流センター、関西物流センターなど全国の主要物流拠点に立地する8施設。今後プロロジスによって名称変更手続きなどが行われ、同社アクィジション事業によるプロロジスパークは26施設となる。また、国内で同社が運営・管理する物流施設は、開発中のものを含めて60施設に達する。
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