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SGモータース/3温度帯管理機能搭載車両を開発

2011年04月07日/3PL・物流企業

SGモータースは、冷蔵・冷凍・ドライ機能がついた「3温度帯管理機能搭載車両」を開発し、酒販、食品小売業者への販売を開始すると発表した。

<3温度帯管理機能搭載車>
20110407sg1 - SGモータース/3温度帯管理機能搭載車両を開発

<低床3面開放スライドドア採用>
20110407sg2 - SGモータース/3温度帯管理機能搭載車両を開発

今回の車両は、昨年11月に新開発したオリジナルボトラーカー「名称:FVV」の今後の拡販施策として商品化したもの。従来のFVVはドライ商品のみの車両だったが、同社グループの佐川急便の飛脚クール便に提供してきた冷蔵・冷凍機能の技術とノウハウにより、幅広い商品の品質管理を可能にする3温度帯管理を実現した。

第一号の納車先となったのは京都に本社を置き、地域の販売店や飲食店へ酒類および食品を納品している「ふじまつ」社で、従来は平ボディの車両を使って配送業務を行っていた。しかし、夏場の配送で高温時には保冷シートを使用するも温度管理が出来ず品質に問題が発生することや、雨天時の場合に荷扱いや作業性にも欠くことから、バン車両の利用を進めていた。

更なるサービスの向上を図るため、季節にかかわらず商品ごとの適切な温度管理を実現することと、ドライバーの作業性の向上を図るために車両の検討をしたところ、同社の冷蔵冷凍機能のノウハウと、FVV車両のコンセプトに注目し、受注に至ったもの。

なお、「ふじまつ」仕様として、小回りを重視し車両を2トン車両(全長5720mm、全高2540mm)とし、ドライバーの積卸し作業負荷軽減による低床仕様と3面開放ドアを採用、ボディのルーフパネルに断熱パネルを採用するなど、いくつかの特長を持たせている。

■3温度帯スペック
ドライ:10.6 立方メートル 常温
冷蔵:0.7立方メートル+ 5℃(デフォルト値)冷蔵・冷凍切替可能
冷凍:0.7立方メートル-18℃(デフォルト値)冷蔵・冷凍切替可能
冷蔵・冷凍はデフォルト値にて記載、合計容積 1.4 立方メートルで容積可変が可能
【容積比(3:7/7:3)または、1.4立方メートル全てを冷蔵・冷凍を選択

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