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山九/3月期の売上高3.7%減、営業利益13.7%減

2011年05月11日/決算

山九が5月11日に発表した2011年3月期の業績は、売上高3732億900万円(前年同期比3.7%減)、営業利益187億4700万円(13.7%減)、経常利益175億7200万円(12.7%減)、当期利益82億300万円(30.4%減)となった。

物流事業は、港湾・国際物流では、主要港でのコンテナ取扱量が増加し、中国、東南アジアを中心とした輸出入作業や貨物取扱いも増加した。また鉄鋼、石油・石化関連などの主要な顧客の工場構内では、顧客の生産量・販売量が新興国向けの需要に牽引されて増加したことで、同社の構内作業量も増加した。

一般物流・3PL作業では、大型物流センターとして京浜地区に新設した首都圏DCの本格稼動や、大阪南港地区にも新たに南港中DCを開設したことなどにより、国内・国際3PLの重要な拠点としての物流サービスの提供を進めたことで、取扱量が増加した。

売上高は2049億6400万円(9.1%増)、営業利益は55億6600万円(2.1倍)となった。

機工事業は、前年度に大型設備工事案件の完工が多く、収益が高水準となっていた。また会計基準変更による工事進行基準の適用初年度であったこともあり、収益性は大幅に増加したが、顧客の設備投資圧縮などの影響もあり工事規模が縮小したことと、予定された工事案件の中止や延期などもあり受注高が減少した。

売上高は1478億6800万円(17.1%減)、営業利益は120億600万円(33.9%減)となった。

次期の業績予想は、現時点で合理的な業績予想の算定ができないことから、未定としている。

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