フェデラルエクスプレス（フェデックス）は9月8日、中国の顧客ニーズの高まりと貨物量の伸びに対応し、上海に中国最大となる新営業所を開設したと発表した。
＜上海の新営業所の様子＞
浦東三林地区に開設した新営業所の敷地面積は5140㎡で、黄浦区・静安区・南匯区・奉賢区、浦東新区の一部の国際航空貨物の集配業務を行う。
新営業所は90名を超える社員を擁し約70台の集配車両を備えているほか、1時間当たり最大3500個の貨物仕分能力を有する最新の輸出入貨物の仕分けシステムを装備している。
取り扱う貨物はすべて上海・浦東国際空港にあるフェデックスのゲートウェイを経由して世界220以上の国・地域に届けられる。
フェデックスは上海の市場成長と事業ニーズに対する支援策の一環として、6月に上海空港集団と上海・浦東国際空港内の貨物などの取り扱い施設の拡張に向けた戦略的協業に関する覚書を締結した。
現在、フェデックスは上海で、浦東国際空港内に国際航空貨物用ゲートウェイを1か所、国際航空貨物用営業所を5か所、中国国内貨物用ディストリビューションセンターを1か所、中国国内貨物用営業所を2か所展開している。
