阪急阪神エクスプレスは10月12日、タイで洪水被害が始まってから4回目の現地の物流関連情報を発信している。
それによると、タイ・アユタヤ地域の洪水被害は、すでに浸水被害の出ているサハラタナナコン工業団地、ロジャナ工業団地に加えて、南部のハイテック、バンガディ両工業団地にも被害がおよびつつあり、工場稼働が停止しているとしている。
同社では、現地の集配達を大型車両を使用して安全を確保した上で、浸水エリア以外の顧客の工場が稼働可能となっているエリアを対象に行っている。
空港・港湾関連では、バンコク空港、バンコク(クロントイ)港、ラッカバンICD、レムチャバン港は通常通り荷役作業が行われている。また、バンコク以南の地域の集配達についても、現在のところ問題はない。
しかし、13~18日の満潮時にはバンコク地域でも浸水が危惧されており、今後は受託制限などの措置が行われる可能性がある、としている。