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古河電工/タイ洪水影響、損失50億円を予想

2011年11月04日/生産

古河電気工業は11月4日に発表した2012年4月期通期決算の修正で、タイで発生した洪水により影響額(純額)を約50億円と見込んだ。

グループ会社の生産拠点の一部でも冠水被害を受けるとともに、今後のサプライチェーン(部品供給網)寸断による同国以外への影響の広がりを懸念したもの。

影響を受けている主な事業は、光アンプ用半導体レーザとリードフレーム用銅めっき材の工場が冠水し、日本での代替生産等を準備・検討している。

エアコン用銅管と自動車用ワイヤーハーネスは直接被害ないものの、ユーザ被災のため数量減の可能性があるという。

HDD用アルミブランク材は全量日本で生産しているが、ユーザ被災のため数量減の可能性があり、アルミ圧延品はコイルセンターが被災し、ユーザ被災のため数量減の可能性があるとしている。

なお、被災した各社は損害保険に加入しており、設備の補償は受けられる見込み。

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