クボタは11月28日、米国に中型トラクタの生産工場を新設すると発表した。
<米国で生産を開始するトラクタ>
2012年1月に着工、2013年1月より量産を開始する。
既設のKIEの敷地内に新設し、現在KIEで行っているインプルメントやタイヤの装着などの作業とトラクタの生産を1か所に集中させることで、生産効率を向上させ、受注から製品納入までのリードタイムを短縮する。
今回のトラクタの現地生産拠点の設立で、円高リスクを軽減するとともに、基幹部品を日本とタイの生産拠点などから調達する世界最適地調達を行うことでコスト競争力を強化する。
■新工場の概要
所在地:米国ジョージア州ジェファーソン
規模:トラクタ工場建屋面積:4万3000㎡(KIE敷地面積:35万6000㎡)
投資総額:約7320万USドル(約55億円換算レート:75円/USドル)
生産品目:北米向け中型トラクタ(30~50馬力クラス)
生産能力:2万2000台/年
量産開始:2013年1月予定
従業員数:約200名(2013年時点)