UMNファーマとIHIが共同出資して設立したUNIGENは3月6日、バイオ医薬品商用生産工場(岐阜県揖斐郡池田町)の建設に着手したと発表した。
<UNIGEN岐阜工場イメージ図 >
工場は、延床面積1万4000㎡に2万1000Lの培養槽を複数基有する鉄骨造5階建てで、バキュロウイルスと昆虫細胞による組換えタンパク製造技術を用いる工場としては世界最大級となる。
UNIGENはプロセス開発が可能なパイロットプラントの運営を秋田県内で既に行っており、本工場の完成後は、UMNがアステラス製薬と共同開発中の細胞培養インフルエンザワクチンをはじめ、バイオ医薬品の製造を開発初期から大規模生産まで一括して受託可能になる。