商船三井は3月21日、船舶運航における高い安全水準を支える船員の育成を目的とした「士官候補生プログラム3rd Year Program)」の第一期生の座学課程が修了したと発表した。
<修了式典の様子>
士官候補生プログラムは、フィリピン国内の提携商船大学から選抜した3年次の学生を対象に導入し、2011年6月より同社訓練施設Magsaysay Institute of Shipping(MIS)で教育・訓練を実施してきたもの。
同プログラムはフィリピン政府の推進するAcademe-Industry Linkage Programの下、大学教育相当として認可されたもの。
選抜された学生は大学教育課程の後半2年間を同社教育施設と運航船舶で教育を受ける。学生はMISでの座学課程を修了後、同社保有訓練船“Spirit of MOL”や運航船での12か月に亘る乗船訓練を経て、同社の船員として採用される予定。