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ハンディターミナル市場/2011年度の規模は2.4%減

2012年08月07日/調査・統計

矢野経済研究所は8月7日、2012年版ハンディターミナル市場の現状と将来展望を発表した。

2011年度のハンディターミナルの国内メーカー出荷台数は37万3523台(前年度比0.2%増)、メーカー出荷金額は321億2200万円(2.4%減)だった。

3Gネットワーク(第3世代の携帯電話網)やNFC(Near Field Communication: 国際標準規格として承認されている近距離無線通信技術)機能の搭載が進み、これまでハンディターミナルを利用したことがなかった企業での導入が増え始めていることから台数ベースでは前年度を上回った。

金額ベースでは不況の影響やユーザーの要望などにより端末価格が下落しているため前年度を下回ったものと考える。

今後の出荷台数の増加要因としては、NFCや屋外無線LAN、RFIDの普及により新しい需要分野が増えることが挙げられる。

減少要因として、スマートフォンやタブレット端末への置き換えが懸念される。一過性のリプレース特需は今後も存在するものの、それを除けば、市場が大きく変動することはないと予測する。

金額ベースでは、スマートフォンやタブレット端末との価格の兼ね合いなどにより端末単価の下落が続くとみている。

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