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アルプス物流/4~9月の売上高5.5%増、営業利益8.9%増

2012年10月30日/決算

アルプス物流が10月30日に発表した2013年3月期第2四半期決算によると、売上高358億8000万円(前年同期比5.5%増)、営業利益19億1100万円(8.9%増)、経常利益18億8000万円(3.0%増)、当期利益9億4500万円(11.4%増))となった。

電子部品物流事業では、自動車関連がグローバルな需要増加に、昨年の東日本大震災による落ち込みの反動が加わり堅調に推移した。

エレクトロニクスの分野は、成長商品であるスマートフォン向けが賑わいを見せたものの、全体的には、デジタル機器向けを始め総じて低調な動きとなりました。また、大幅な価格低下や歴史的な円高も継続し、厳しい状況での推移となった。

グループでは、顧客ニーズに適した提案活動を進め、新規・深耕拡販を図るとともに、運送・保管・輸出入各事業の生産性向上や「絶対品質」の追求など、事業体質の強化にも取り組んできた。

中国での重慶・倉庫新設や中国内陸部への長距離輸送サービスの拡充、昨年設立した韓国アルプス物流の物流機能の強化、アルプス・ロジスティクス・タイで第4の拠点となるバンナ倉庫の開設を行うなど、グローバルに拠点・ネットワークの強化を進め、取扱貨物量の拡大に努めた。

電子部品物流事業の売上高は170億5700万円(6.0%増)、営業利益は15億900万円(14.7%増)となった。

消費物流事業では、これまで生協の個配関連を中心に、事業拡大を進めてきた。顧客の物流再編や合理化の進展に伴い取扱貨物量が伸び悩む中で、事業方針である「新しいビジネスモデル」の確立に向けて体制整備や、新規顧客の開拓を進めてきた。

なお、昨年オープンした大型の新物流センターについては、稼働率や生産性の向上を図るべく、拡販と体質強化に取り組んでいる。

消費物流事業の売上高は114億5100万円(4.1%増)、営業利益は1億4700万円(43.5%減)の結果となった。

通期は、売上高720億円(2.5%増)、営業利益40億円(7.8%増)、経常利益39億2000万円(0.3%増)、当期利益19億7000万円(5.0%増)の見通し。

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