ラサール不動産投資顧問は2月22日、2013年グローバル不動産投資戦略調査レポートを発表した。
物流施設では、中国、日本、シンガポールなど多くの国々において、安定稼働する近代的物流施設は適切な価格で取得することができ、さらに安定的なインカムを生み出すと予想。
オーストラリアでも物流施設、特に、主要港や物流インフラに繋がっているものは魅力的。この分野における期待リターンは6%~11%であり、中でも中国が最も高くなると予想されるとしている。
地域毎では、米国の物流施設は、ややオーバーウェイトすべきセクター。高い不動産利回りが魅力的。さらに、世界的な景気後退後の賃料と稼働率の大幅な下落が終息し、これから回復する状態にある。
基本的には大規模な物流施設が推奨されるが、今後1年~2年は小規模な物流施設も住宅市場が回復する地域の湾岸エリアにあるものは良好なパフォーマンスを生むと予想している。