TNT Expressは2月25日、テックス・ガニング(Tex Gunning)を6月1日付で最高経営責任者(CEO)に任命すると発表した。
<テックス・ガニング>
バーナード・ボット(Bernard Bot)は、引き続き最高財務責任者(CFO)として経営委員会に留まり、また、現在の暫定最高財務責任者(CFO)のイェルーン・セイガー(Jeroen Seyger)も上級の財務職に留任する。
テックス・ガニングは4月26日まで、オランダに本社のある化学メーカー、アクゾノーベル(AkzoNobel)社の取締役会及び執行委員会のメンバーを務める。
現在、TNT エクスプレスの監査役会のメンバーだが、最高経営責任者就任と同時に、同役職を離れることになる。
テックス・ガニング(62歳)は、2009 年よりアクゾノーベル社の装飾用塗料部門の責任者として、同社の取締役会と執行委員会のメンバーを兼務してきた。
同社に在職中、イギリスの総合化学会社、インペリアル・ケミカル・インダストリーズ(ICI)の塗装事業の統合に重要な役割を果たし、コスト削減で実質的な相乗効果をもたらした。また、北米の装飾用塗料部門の再建を陣頭指揮したほか、欧州の事業でも大幅なリストラを実施し、その他の市場でも事業を大きく成長させた。