丸全昭和運輸が5月10日に発表した2013年3月期決算によると、売上高861億6400万円(前年同期比1.1%減)、営業利益39億2800万円(6.8%減)、経常利益43億9600万円(6.1%減)、当期利益25億4200万円(4.2%減)となった。
貨物自動車運送事業については、関東地区では高機能樹脂の3PL業務の新規受注や燃料計量器、住宅建材、国内向け建設機械などの取扱いが増加したが、建設機械の輸出取扱いの減少に伴う輸送量の減少があった。
食品関係の業務終了による取扱いの減少もあった。関西地区では樹脂製品の取扱い増加があり、中部地区でもステンレス関係の輸送業務の統合による取扱いの増加があり、全体としてはわずかながら増収となった。
港湾運送事業は、関東地区で青果物の取扱い増加があり、ステンレス屑やニッケルなどの輸出入の取扱い減少や建設機械の輸出取扱いが減少し、全体として減収となった。
倉庫業は、関東地区では建設機械部品や自動車部品、研磨材料、業務用椅子などの保管取扱いが増加した。関西地区でも合成樹脂、化成品の取扱いが増加し、全体として増収となった。
鉄道利用運送事業は、関東地区で断熱材などの住宅関連資材のJRコンテナ取扱いが増加し、増収となった。
来期は、売上高890億円(3.3%増)、営業利益45億円(14.5%増)、経常利益48億円(9.2%増)、当期利益29億円(14.1%増)を見込む。