Zepol(ゼポ)は6月14日、米国海上コンテナ輸入の5月実績をまとめた。
アジア主要10か国発TEU(B/L・Loading Port・母船積地ベース・実入り・FROB含)は前年5月との比較では4.4%減となった。
アジア発の6割を占める1位の中国は、5月分前年比は1.4%のマイナスだったが、1月~5月分累計では他の上位国がマイナスなのに対して、中国は1.3%、ベトナム、マレーシア、タイもそれぞれ15.2%、33.4%、3.2%の増だった。
5月の米国向け世界全体傾向は、アジア発(シェア65%)4.4%増に対して、欧州発(シェア14%)が1.8%増、中米発(シェア13%)が11.3%増で、全体の前年比は1.2%の減だったが、1月~5月累計前年比は0.4%増と横ばいだった。
日本発は、母船積地ベース(直行分)の5月前年比が13.9%減(1月~5月累計前年比で9%減)となった。釜山経由(トランシップ分)は前年比3.5%減と減少幅は直行分より小さく、中でも上位10港以外の日本港分が26.8%を占めており、その前年比は18%増であることから地方港の釜山港活用の実態が覗える、としている。
なお、日本発とシンガポール発は2009年以来、拮抗しているが、今回シンガポールより僅かに下回ったのは2012年1月につづき2回目のこと。
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南石正和
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