NECは7月3日、サプライチェーン全体でのCO2排出量について2012年度実績分を公表した。
＜サプライチェーン全体でのCO2排出量＞
企業がサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を算定・報告するための国際的な基準「Scope3 スタンダード」に従い、調達から生産、廃棄にわたって集計した。
集計の結果、サプライチェーン全体でのCO2排出量（計814万トン）のうち94％がScope3に相当し、中でもNECが販売した製品の使用段階での排出が全体の60％と最も多いことがあらためて確認した。
今後、Scope3の集計結果に基づき、製品の使用段階での排出量削減に向け、製品のエネルギー効率を高める努力を続ける。
購入した製品・サービスなど他の比較的大きな排出量のプロセスでの改善に着手し、サプライチェーン全体でのCO2排出量の削減が着実に進むよう努力するとしている。
なお、従来は炭素統計として自社のエネルギー使用や物流、紙の使用、従業員の出張によるCO2排出量や、ITソリューションの提供によるCO2削減貢献量について独自に集計・公表していたが、サプライチェーン全体でのCO2排出量の削減を推進するため、初めて取り組んだ。
