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明治/東海地区の物流拠点を集約、年間3億円のコスト削減

2013年07月11日/物流施設

明治は7月11日、東海地区の物流機能の強化とコスト低減を目的に、愛知県稲沢市や小牧市に点在する5か所の物流拠点を来年7月完工予定の愛知新工場敷地内に、再編、統合すると発表した。

<東海地区物流拠点統合の概念図>
20130711meigi - 明治/東海地区の物流拠点を集約、年間3億円のコスト削減

現在の東海地区の物流体制は、牛乳・ヨーグルトなどのチルド温度帯商品専用拠点が2拠点、菓子・レトルト食品など常温品専用拠点が1拠点、双方を扱う拠点が2拠点、計5拠点体制となっている。

これらを牛乳・ヨーグルトなどの乳製品を製造する愛知新工場敷地内に、26億円を投じ、工場併設型のチルド温度帯商品専用倉庫と、常温品専用倉庫を建設し、集約する。

チルド温度帯商品専用倉庫の建設・運営は明治が、常温品専用倉庫は同社の子会社の明治ロジテックが行う。

統合により、温度帯ごとの物流効率を高めるとともに、チルド温度帯商品と常温品の共同配送を進め、車両回転率と車両積載率の向上を図り、物流コストを年間3億円低減できるものと見込んでいる。

明治は、昨年4月よりスタートさせた3か年中期経営計画に基づき、収益性向上と飛躍に向けた戦略投資の実行を進めており、物流面では、エリアごとに菓子や乳製品などの物流の効率化を推進し、シナジー効果の具現化に努めている。

■チルド温度帯商品専用倉庫の概要
投資額:12億円
着工:2013年9月
完工:2014年7月
延床面積:1800坪

■常温品専用倉庫の概要
投資額:14億円
着工:2013年9月
完工:2014年5月
延床面積:2530坪

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