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OKI/中国のATM事業でSCM改革、30%コスト削減へ

2013年07月19日/国際

沖電気工業(OKI)とヤマトホールディングス(ヤマトHD)は7月19日、OKIの中国ATM事業の基盤強化にむけたSCM改革を共同で実施し、物流コストを30%削減を目指すと発表した。

両社は、ATM用保守部材などの精密機器を安全で確実で効率的に中国全土に輸送する新しい輸送システムを共同開発した。

7月から、広東省深セン市にあるOKIの保守部材倉庫から河北省にある保守拠点への輸送で新輸送システムの運用を開始し、順次運用地域を拡大していく。

OKIでは、新輸送システム導入とSCM改革を進めることで、今後3年間で中国ATM保守部材の物流コストを30%削減を目指す。

新輸送システムは、現地の物流事情に精通するOKIの梱包設計技術と、ヤマトグループの最適な輸送モードの選択・輸送状況管理・配送状況通知を含めたトータルな輸送マネージメントを組み合わせ、両社の強みを融合したシステム。

ヤマトグループでは、OKIと協力し中国全土に向けた初めての精密機器向け企業間物流サービスを提供する。

OKIは、保守拠点からの修理部材の回収についても、新輸送システムの利用を検討し、ヤマトグループの持つ貨物追跡や輸送品質改善等のノウハウを活かし、保守・物流体制のさらなる強化を進め、中国ATM事業の競争力強化を図る。

両社はOKIがATM拡販を進めている東南アジア地域のサプライチェーンについても、共同研究を始めていく。

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