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RFIDシステム市場/市場環境は好転へ

2013年08月08日/調査・統計

矢野経済研究所は8月8日、国内のRFIDシステム市場に関する調査を実施し、タグ価格の低下、UHF帯新周波数移行を背景に、市場環境は好転していると発表した。

2012年度のRFIDシステム国内市場規模を、前年度比3.3%増の666億9300万円(メーカー出荷金額ベース)と推計。市場はリーマン・ショックを境に2009年度から2010年度に年率7~10%ほど縮小したが、2011年度からは回復に転じた。

2012年度はUHF帯での新周波数帯移行公表に伴い、状況を静観するユーザー企業が増えたことなどから伸び率は鈍化したものの回復基調に変化はない。

今後の市場は、UHF帯での新周波数帯移行特需やアパレル業界などの新たな用途での導入活発化、設備投資減税の実施、RFIDタグの低価格化などを背景として、持続的な成長に向かうと予測。

RFIDシステム国内市場の2012年度から2017年度までの年平均成長率(CAGR)は8.1%で推移し、2017年度の同国内市場規模は983億8400万円(メーカー出荷金額ベース)まで成長と予測している。

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