日本郵船は8月9日、グループ会社の日本貨物航空が日本政策投資銀行(DBJ)から、「DBJ環境格付」を取得し、融資を受けたと発表した。
「DBJ環境格付」を取得するのは航空運送事業者では初めてで、日本貨物航空の企業理念にある「企業市民として社会のルールを守るとともに、環境保全や社会貢献を通じ、より良い地球社会を実現します」というコミットメントに基づく、優良な環境経営が高く評価されたとしている。
高く評価されたのが、従来機と比較して二酸化炭素(CO2)排出量や騒音レベルを大幅に改善した最新鋭の貨物航空機の導入を進めている点、飛行方法の効率化等のオペレーションの改善により、機材運用の効率化に継続して取り組んでいる点。
成田国際空港で、他に例をみない環境配慮型のライン整備ハンガーを設置し、機体水洗時の雨水の利用やポリカーボネート製のライトウォールを通じた自然光の利用等により、環境負荷を大幅に削減している点など。