大塚倉庫は9月2日、日本ロジスティクスシステム協会から2013年度(第30回)「ロジスティクス大賞 経営革新賞」を受賞したと発表した。
受賞したのは『「やめるべきこと」を決めることから始まった。営業方針を転換することで実現した、収益アップと顧客満足の向上』と題した論文で、大胆な経営方針の転換と緻密かつ徹底的な顧客分析による共同物流、大塚倉庫の強みである共通プラットフォーム構築への取り組みのプロセスとその成果が評価されたもの。
大塚倉庫は、医薬品、飲料・食品、日用品の物流を顧客の製品などの大塚グループの製品を主軸に他企業との物流を組み合わせる共通プラットフォームの構築に注力している。
商品の特性である「繁忙期夏型・冬型」や「重量品・軽量品」など、繁忙期による季節波動の緩和やトラックの積載効率を上げることが可能となる製品を組み合わせ、共同物流の提案、構築に取り組んできた。
その結果、コストの低減、物流サービスの向上につながり、グループ外取扱比率は約50%となった。