シービーアールイー(CBRE)は11月21日、首都圏の大型マルチテナント型物流施設のマインドは引き続き前向きと発表した。
首都圏の大型マルチテナント型物流施設については、「売買取引量」、「売買取引価格」、「賃料」、「空室率」、「期待利回り」、「金融機関の貸出態度」、「投融資取組スタンス」の各項目に関して尋ねた設問の回答結果では、「最近」の状況について、「売買取引価格」 を除く全ての項目で改善を示している。
「売買取引価格」はやや低下したものの、「期待利回り」は4ポイント上昇しており、投資家のマインドは今期も改善傾向にある。供給が予定される将来の見通しでは、マインドが悪化しているとも見受けられるが、「横ばい」の回答が増加しているためであり、投資家は必ずしも悲観的ではなく、慎重に見ているものと推察している。
CBRE/首都圏の大型マルチ型物流施設の空室率は9.7%と横ばい