日本郵便は11月27日、保冷ゆうパックの取扱いについて、支社等の社員が郵便局へ立入り、引受から配達までの一連の取扱いに関する一斉点検を実施し、一部で取扱方法、保冷機材等に不備があったと公表した。
点検した4835局のうち、不備局数は52局あった。
その内、取扱方法不備が15局で、不備の内容は、 蓄冷剤用冷凍庫の温度が決められた温度を超えていたのが8局、集配用保冷バッグ等の温度が決められた温度を超えていたのは5局、蓄冷剤納入個数不足1局 、集配用保冷バッグへの納入前放置1局だった。
保冷機材不足は37局 で、蓄冷剤用冷凍庫故障だった。
さらに、集配用保冷バッグ温度点検用の非接触型温度計が不足していたのは412局あった。
取扱方法の不備が発覚した郵便局は、即時に改善指導を行い、不足のあった保冷機材についても、補充するなどして、適切な取扱いが出来る体制を整えたとしている。
今後、保冷取扱方法に関わる研修、自主点検(月1回)と繁忙期前の立入り点検等を実施するとしている。