日本たばこ産業（JT）は12月4日、ロシアのたばこ物流会社の持株会社Megapolis Distribution B.V.社の株式20％を取得する契約を締結した。
ロシアの紙巻たばこ流通の約70％を取扱い、ロシアを代表するたばこ物流会社CJSC TK Megapolis社の持株会社で、2012年実績で、2600億本以上を15万か所以上の販売店に配送している。
出資額は7億5000万米ドル（約750億円）で、今後4年にわたるMegapolis社の施策の進捗に応じ、1億米ドル（約100億円）を上限として金額が変動する追加の出資対価を含んでいない。
出資を通じ、JTグループとMegapolis社の長期にわたる協力関係は強固なものとし、Megapolis社は物流機能を強化し、事業効率を高め、利益成長を図る。
なお、同日、Philip Morris International社も同様の契約を締結している。
＜出資スキーム＞
出資企業の概要
社名：Megapolis Distribution B.V.
所在地：オランダ アムステルダム
代表者：Frederik Hendrik Timmers
株式：非上場
事業内容：CJSC TK Megapolis 社の持株会社
資本金：15 ユーロ
社名：CJSC TK Megapolis
所在地 ロシア モスクワ
代表者：Lev Leonidovich Grigoriev
事業内容：ロシアにおける日用消費財（たばこ、ビール、ソフトドリンク、紅茶、コーヒーなど）の物流事業
資本金：334,896,000 ルーブル
従業員数：約14,900人（2013年10月時点）
